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カナダにきて韓国語がペラペラになった話

高校生の時からKPOPにハマり、それから毎日のように推しの動画を未漁り、さまざまなコンテンツ、韓国ドラマなどを楽しんできました。そんな感じで毎日、オタ活に勤しんでいた私は、ハングルはもちろん、日常会話は困らない程度の韓国語を自然に習得しました。

いつか、本物の韓国人と友達になって、韓国語で会話できたらな、なんて夢を見ていた高校生時代。

若かりし頃の私よ、あなたの夢はバンクーバーで叶います。

人生初めての、韓国人の友達

語学学校に入学して、初めてのクラスで出会った、リンという韓国人の友達がいます。彼女は、私と同じテーブルに座っていて、グループワークをするときは、必ず同じチームになりました。彼女も私と同じ日に入学して、緊張した面持ちで椅子に座っていたのを覚えています。

自己紹介の時に彼女が韓国人だと知り、絶対に友達になりたいと思って、休み時間に思い切って声をかけてみました。韓国語で。←おい!!

正直、英語を学びにきているのだから、相手の母国語で声をかけるのは相手にとって迷惑かなと思ったのですが、その時の私は、私、韓国語ちょっとできるんだよ!!ということを知ってもらいたくてしょうがなかったんです。

英語を学びにきたのに韓国愛を止められなかった結果

リンと私はすぐに仲良くなりました。授業に馴染めず不安な様子だったリンに、日本人の私が韓国語で大丈夫だよ、と声をかける、なんとも不思議な状況だったと思います。

とにかく、韓国人と韓国語で喋ってみたい!そんな好奇心でした。

実際今まで韓国人とちゃんとした会話をしたことがないし(旅行で店員さんと少し話すくらい)正直自分1人、韓国語でぶつぶつ独り言を喋って満足していたくらいの実力で、よく話しかけたなと思います。謎の自信がありました。

ただ、驚いたのが、リンの話す韓国語が聞き取れて理解できている自分がいること。自分の喋る韓国語が相手に伝わっていること。韓国語で、ネイティブと会話ができちゃったこと。

リンと仲良くなってから、私たちの間での会話はほとんど韓国語です。私の完全独学で覚えた韓国語はネイティブにも十分伝わるレベルだったようで、たくさん褒めてくれました。リンは、ことあるごとにこの言葉知ってる?とネイティブたちが使うリアルな単語を教えてくれます。もちろん、会話でわからないところもありましたが、そんな時はいつもリンが助けてくれました。

韓国人の友達は、リン以外にもたくさんできました。リンと韓国語で会話しているのを聞いた韓国人の友達が声をかけてくれ、韓国人が韓国人を呼び、日本にいた頃とは想像できないくらいの、たくさんの友達を作ることができました。

憧れの韓国人と仲良くなれて嬉しい私は、調子に乗って韓国語を喋りまくります。

正直、このくらいの熱量で英語を勉強するべきなんですが、最悪英語ができなくても韓国語はペラペラになってやろうという気持ちでした。←え?

そんな感じで、韓国人の友達と毎日のように会って、遊びに行って、旅行にも行って、日常的に韓国語に触れていたわけですから、今や5人のネイティブに挟まれながらも話の内容を聞き取って会話をすることができるし、日常で溢れてる韓国語の動画は字幕なしでも十分理解することができます。

韓国語習得から学んだ、言語の学び方

韓国語を習得するまでの過程で、机に向かってノートをびっしり韓国語で埋めたり、単語帳と睨めっこしたりした記憶が私にはほとんどありません。あ、1番最初にハングルを覚えた時は、流石にノートに書いて覚えましたが。

好きなアイドルがメンバーと話しているのを字幕付きで何度も見たり、好きな曲を日本語に翻訳してみたり、韓国語を早く読めるようになりたいと思った時は、好きな曲を歌詞を見ながら一緒に歌ってみたりしました。

韓国語の文法なんて、教科書を読んで覚えていません。韓国人が話す韓国語を聞いて、こう言いたいときはこれを使うのかと、感覚で真似していただけです。

もちろん、辛いなんてことは1度もありませんでした。好きでやっていることですから。

ただ、ちゃんとした文法を知らないまま話しているからこそ、難しい言い回しがくると突然分からなくなる時があります。そんな時でも、なんとなく乗り切るのです。知っている範囲である程度説明して、あとの理解は相手に任せます。なんなら、私が言いたかったけど出てこなかった言葉を、相手が、こういうことでしょ?と、言ってくれることがあるので、そうそう!それが言いたかったの!というふうになります。

自分の言いたいことが伝わって、相手も理解してくれる。私が今までなんとなくやってきた習慣のようなものは、こうして自分でも驚くほど、実を結んでいました。

その言語を習得するために必要なことは、どれだけの時間机に向かって勉強したかではなく、どれだけその言語が好きで、その言語を習得したいと思っているかだと思います。

やらなきゃと思ってやるのではなくて、自然に、習慣のようにやる。

カナダに来る前、試しに受けてみようと思い、韓国語能力試験(TOPIK Ⅰ)に挑戦しました。結果は、リスニング100点満点中100点(平均73.19)、リーディングは惜しくも96点(64.27)でしたが、正直ここまで取れるとは思っていなかったのでびっくりでした。

友達もいない、留学にも行かずでここまで来れたのは、紛れもなく韓国が好きで、韓国語を習得したい、そんな強い思いがあったからだと思っています。現地に行って学ぶことが1番良いのは確かですが、自分の気持ち次第でいくらでも成長できると学んだいい機会でした。これが上手く英語にも活かせたらいいですね…(カナダ半年経過成長が感じられない私の嘆き)



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