ココの気ままにブログ

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2024年を振り返って

2023.12月~2024.4月 夢を現実に

2024年は振り返ってみると、私にとってすごく大きな1年になったと思います。

なんてったって、高校生の時からずっと思い描いてた海外で生活するという夢を実現した年です。

去年の11月末、ある平日の深夜にカナダワーホリのビザ申請を唐突に始めました。

本当に夢を叶えるつもりなら、本気だというところを見せろよ自分。と、私の中で何かが起こりました。あれは私ではなかったというか、いや、私ではあるんですが、半ば強引にカナダ移民局のHPを開いて申請を進める何者かが、私の中にいました。

こんなことを言うと厨二病みたいで嫌なのですが、そんな感じで何かに取り憑かれたように先に進んでいかないと、またいつものように後回しにしてしまうだけだと思ったんです。

ビザ申請は本当に大変でした。何度も追加書類を出せと言われて、次は指紋を取りに行けだのお金はいくらだの…。

いろんなトラブルがありつつもなんとか切り抜けて、やっと最終的なカナダ入国許可レターが届いたのが2024年1月末ごろです。朝通勤中の電車の中でそのレターを確認した時は、思わず叫びそうになりました。

その後は、残りの出勤日を全うし、休日は歯医者に行って検診を受けたり、必要なものを買ったり、部屋の断捨離をしたり、荷造りしたり、友達と遊んだり、オタ活をしたりして過ごしました。

2024.4月~7月 3ヶ月の語学学校と家、仕事探し

4月12日にカナダに入国して、15日から学校がスタートし、7月の第1週まで語学学校に通いました。1度社会人を経験してからまた学生に戻るというのは、言ってしまえば無責任に勉強だけとりあえず頑張ればいいのでとっても気が楽でした。

最初のクラスは難易度順に7レベルあるうちの下から3番目です。中学高校と英語には力を入れてきたつもりだし、英検だって高校卒業間際に2級まで取ったと言うのに、下から3番目か…とテンション下がりました。

まあでも、何よりも自分の実力に合ったクラスでしっかりやっていくのが良いと分かってはいるので、与えられた環境で精一杯頑張っていたら、最後には2つクラスを上げることができました。放課後に友達と図書館に行って勉強したり、教室に残っておしゃべりしたり、2週間に1度受けるテストの結果を友達と見て一喜一憂したあの瞬間は今でも忘れていません。

私の通った語学学校は、バンクーバーとトロントに校舎を持つマンモス校で、学生数が多いのと、月にいくつものイベントが開催されているので、いろんな国の学生と関われる機会をたくさん提供してくれました。

入学して3週間は語学学校が手配してくれたホームステイ先に滞在していました。1日昼と夜の2食はホストマザーが作ってくれます。朝は食パンや果物、オレンジジュースを好きなように食べる形式でした。

確かフィリピン系の家庭で、初めて日本以外の国のもろ家庭料理を体験する期間でした。慣れない味付けや、ボソボソのお米、パサパサのお肉にマジかと思う日もあれば、これは美味い!!とすぐに完食したエビのパスタやカレー風味のチキンの日もあり、まあ総じて、他国の料理を食わず嫌いせず食べれるようになった良い経験でした。

見た目はともかく一旦食べてみる。最初の一口は口いっぱいに!!

学校の授業や友達作りに奮闘していると、あっという間に1週間と半分が過ぎました。ホームステイに慣れなかったらどうしようと思い、期間は3週間と短めに設定していたので、そろそろ次のルームシェア先を探さないといけなくなりました。

バンクーバーは家賃がバカ高く、とてもじゃないけど一人暮らしなんてできません。ほとんどの人が、複数人でルームシェアをしています。カナダには、そんなルームシェア用の空き部屋を探せるサイトが充実していて、私もいくつかそのサイトを利用して良いお家を見つけることができました。日本にいる時から、用もないのにSUUMOを未漁っていただけあって、内見1発目で良いところに決めることができました。

私は運が良かっただけで、私の友達は内見に6つほど回ったのにも関わらず、家が決まらなかった、なんてこともありました。

5月に新しい家に引っ越してようやく自炊をしたんですが、炊飯器がないので初めてお鍋でお米を炊きました。アジアンスーパーで手に入れた味噌と出汁と卵と玉ねぎで、お味噌汁と卵焼きを作って食べました。3週間ぶりの日本食は涙が出るくらい美味かった!!

家が決まったら、次は仕事を探さなければいけません。

ありがたいことに、私はワーキングホリデーで苦戦する家探し、職探しの難関はすんなりクリアしていきました。何よりも、日本の美容師国家資格を所持していることが大きかったと思います。

一度、話だけでも聞きに行こうと行ったサロンの美容師さんが、親切に私に合いそうな美容室をいくつか教えてくれたんです。そのうちの一つに、ちょうど新しいスタイリストを募集しているところがあって、すぐに履歴書を送ってあっという間に面接をして、採用していただくことになりました。

語学学校3ヶ月目から、平日のうち2日放課後の時間と土日のどちらか、計週3日という形でまずはスタートしました。

テスト勉強に追われつつも、サロンでは慣れない英語での接客とヘアスタイルの提供、目まぐるしく過ぎていく日々でした。

2024.7月~10月 仕事、遊び、金欠、ホームシック、母来加

学校も卒業して、いよいよ仕事が生活の中心になりました。1週間のうち4日は仕事、3日は休日という、日本で美容師をしていたらまずありえないような勤務体系で働かせてもらっています。

7月8月、休日はほぼ毎日のように友達と遊びに行きました。旅行に行く計画も立てて、調子に乗ってきたところで、大貧困期が到来するんです。そして、仕事でのミス連発。経験不足、コミュニケーション不足、実力不足を実感し、自分への信頼が消え失せそうなタイミングでマジで日本が恋しくなりました

ホームシックにさらに拍車をかけるように9月末、私はルームメイトと喧嘩しました。詳しくは書きませんが、本当に腹が立つ一件でした。

私はこれをきっかけに引っ越すことを決めましたが、引っ越す場合は1ヶ月前にオーナーに知らせなければならないというルールがあるので、早くても10月末まではこの家で耐えるしかありません。もうとにかく、仕事もうまくいかない、家でも休まらない、あの時の私は、とことんどん底にいました。

そんな中、10月12日、母がバンクーバーに遊びにきてくれました。もう、空港で姿を見た瞬間大号泣です。今まで我慢してたものが、目から滝のように流れてくる感覚でした。もう安心した、今日から母がいる4日間は私の心は守られた、そんな感情でした。

くっつき虫のようにひたすら母にくっついて過ごしました。

私が半年1人で過ごしてきた場所に母がいるのはなんだか不思議な感覚ではありつつ、バンクーバーのあんな場所こんな場所を鼻高々に紹介できるのは嬉しくもありました。住んでたら案外行かないところにも行くことができたし、改めてバンクーバーを色々発掘できるいい機会でした。

まぁそんな幸せな4日間はあっという間に過ぎていくんですよね。盛りだくさんなスケジュールをなんなくこなし、母はあっけなく日本に帰国。残された私はますます日本が恋しくなります。母のスーツケースに入って私も帰りたい。

そんなこんなで10月をなんとか耐え抜いて、10月31日に新しい家に引っ越しました。

2024.11月~12月 新しい部屋、取り戻した気力帰国までのカウントダウン

新しいお家は、大きなショッピングモールがある駅から歩いて1分もしないくらいの便利なところです。職場も隣の駅にあり、歩いても20分くらいでいけるので最近は毎日歩いて通勤しています。

前の家は、まず駅ー家間でバス必須で、時刻表通りに来ないことや、夕方本数が少ないと駅で待たなきゃいけないこともあり、少々苦労していた部分があるので、そう言った面では駅近のお部屋に引っ越せたのは良かったです。

ルームメイトの方たちとも無事打ち解けることができて、とっても安心しました。

11月12月の私はとっても安定していました。やっぱりあの前の家のあのルームメイトが私の精神状態をかき乱していたんだと思います。嫌な環境から即座に離れるという判断をして正解だったと思いました。

11月末にはNY旅行にも行って、見事に圧倒されて帰ってきました。また行こうと決めて、翌月には飛行機のチケットを取りました。2月にまた行きます。圧倒的行動力を手に入れた気がします。

サロンのお客様も、私を指名してくださる方が増えていて、初回で来てからずっと私に任せてくださってる方も何人かいらっしゃるんです。とっても嬉しいし、感謝の気持ちでいっぱいです。そんなお客様と話していると、いつまでカナダにいるの?という話になるんですが、実はもう4ヶ月を切っていました。サロンに勤務するのは実際にはあと3ヶ月ほどです。過ごしていると、長く感じますが、振り返ってみるとあっという間に過ぎているものです。

延長する気はないの?と聞いてくれて、私が無いよと答えると、みなさん残念がってくれます。私はそれだけでもう、カナダに来てこの方達の髪の毛を綺麗にできただけで十分来た意味はあったと思いました。

私のワーホリ期間の幸福度を折れ線グラフで表すとしたら、この時期は間違いなく上昇傾向にあると思います。

12月29日、今年最後のお客様をお見送りして、仕事納めをしました。2025年は、もういよいよ帰国までの日を辿るのみです。

2024年を振り返って

本当にたくさんのことがありました。細かく書いてたら、いくらスクロールしても終わりが見えない記事になってしまいそうなので適度に省略しつつ振り返ってみました。

1年前じゃ想像できなかったところに、自分がいるのがとっても人生らしくて好きです。

1年を振り返るということをすると、自分1年でどれだけ成長したかな?ということを考えると思うのですが、

成長している間は、自分の成長に気づかないものです。ある時ふとした瞬間に、あ、あの経験がここで生きてると思う場面がやってくるのです。私はここでそれをとてもよく学びました。自分で自分に敏感になって、自分の成長に気づいて、自分で褒めてあげることも大切。

2024年は、たくさん挑戦したと思います。大きなことから小さなことまで。

カナダの銀行で作ったデビットカードが、何度もエラーになるのでお問い合わせに何度も電話したし、それでも解決できないから窓口も行って英語で事情を説明して解決できたし、仕事をするのに必要な書類も行政のセンターに行って申請したし、語学学校ではクラス延長の手続きもしたし、内見の連絡も直接オーナーとやりとりしたし、スーパーで新しいお菓子を買ってみたり、映画を英語字幕で見てみたり、

振り返ってみればたくさんの挑戦と、それを乗り越えてきた経験が私にはついていました。よく頑張りました。

新しいことを始めるのはとてもワクワクしますね。このブログも、2024年の挑戦の中の1つです。

初めて2ヶ月ほど経ちましたが、毎回ちゃんと見て感想を教えてくれる人が何人かいるので、嬉しくて続けられています。

みなさんの2024年はいかがでしたか?楽しい1年でしたか?やり残したことがある人は、ぜひ、2025年の早いうちに挑戦しましょう。なかなか始められない人は、私みたいに自分以外の何者かを覚醒させて、何も考えずにとにかく始めてしまいましょう。

踏み出すまでが勇気にいるだけで、いざ始まってしまえば案外なんとかなるものです。

私は、2025年は私だけでなく周りを巻き込んで楽しく、幸せな1年にしたいなと思います。

1年の最後の最後にふと、振り返りを残そうなんて考えてしまったものですから、今日1日ずっとパソコンの前に張り付いていました。

2024年もありがとうございました。

2025年も皆様が健康で幸せな1年を過ごせますように。



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